230725 BOOKレビュー 「傲慢と善良」辻村深月さん
ここ1年くらい、どこの本屋さんに行ってもこの「傲慢と善良」の文庫本が平積みになっていて、ポップで「売れてます!」とか「店員○○のイチオシ!」とか飾りもついていた。
私もこの文庫本の表紙の女性がとても気になっていました。
図書館に予約してだいぶ待ちましたが、先月読むことができました。
(私が借りたのは単行本です。文庫本はもう目がきつくて、、、)
***以下 ネタバレを含みますのでご注意ください***
最初は、「私の好きな失踪ものだーー♪」と読み始めたのですが、何か展開がおかしい、、、少し読んで、「失踪ものじゃない」とわかりました。
そもそもミステリーじゃなかったですね。
ミステリーではなかったですけど、
仲人さんがおっしゃった「ピンとくる」の正体が、この本の最大の謎解きだったのかもしれません。
この歳になり、「まぁそうかなぁ?!」と言った感じです。
私は家探しの時に「ピンとくる // ピンとこない」を多用していたように思いますが、結局正体は同じだったのか、、、???
結末は意外な感じがした。
あんな意地悪な女友達がいるダンナさんなんて、私はイヤだなーと思いますけど。。。先々、上手く行くのかなーと心配です。
作家さんは別れさせたかったけど、編集者が無理やりハッピーエンドにしたのではないでしょうか?(勝手な思い込みですね。)
女性は、文庫本の表紙のイメージで読み進めていましたが、男性の方がとらえどころがないというか、想像するのが少し難しかったです。
ドラマ化するなら誰でしょうね。
ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」から着想を得て、この題名がつけられたようです。
辻村深月さん「傲慢と善良」 インタビュー 婚活の息苦しさ、丁寧に|好書好日
最近 映画化されたのはキーラ・ナイトレイ版でしょうか?
ちょっとイメージ違う。
BBCドラマ版が一番人気があったらしい。私も見ました。
コリン・ファースがミスター・ダーシーを演じたのは1995年。
30年近く前だったんですね。そんな昔のドラマとは知りませんでした。
妹たちと母の言動にイロイロ思うエリザベスは気の毒な部分もあるんだけど、
聡明さに影を落とすことなく、毅然と堂々とダーシーと対決するところがいいなーと思っていました。
話がそれましたが、まずまず楽しめた1冊と言えるかな?
辻村深月さんの作品では、だいぶ前に読んだ「鍵のない夢を見る」もとっても面白かったです。それ以降、読んでいませんでした。他にもいろいろ人気作があるようなので楽しみたいと思います。
高慢と偏見とゾンビ、意外と面白いと聞きました。(私は見てません。)
zendama-sukkiri.hatenablog.com
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